Airbnbとホテルの違いとは?
日本でもすっかり定着した民泊サービスの「Airbnb(エアビーアンドビー)」
ですが、名前を聞いたことはあっても、利用したことがあるという人は
まだ少ないのではないでしょうか。
Airbnb(エアビーアンドビー)とは、空き部屋を貸したい人(ホスト:host)と、
部屋を借りたい旅人(ゲスト:guest)とを仲介するWebサービスで、
日本をはじめとする世界190ヶ国以上、34,000以上の都市で利用されています。
しかし、Airbnbを実際に使ったことが無い人は、
予約の仕方やチェックインまでの流れがイマイチ分からず、
結局いつも通りのホテル滞在となっている人も多いのではないでしょうか。
私自身が最初にAirbnbを利用したのは、2013年のマレーシア旅行のときでした。
当時は、まだAirbnbが日本語対応を行っておらず、英語のページからやり取りを
行いましたが、現在は日本語化対応が行われ、日本語のWebページから予約等が
行えます(ホストが外国人の場合には、基本的にメッセージのやりとりは英語で行う)。
Airbnbには、ホテルには無い良さもあれば、
やはりホテルのほうが良いという部分もあります。
そのため、私自身は目的等によってホテルとAirbnbを使い分けています。
このページでは、利用者(ゲスト)目線で見るAirbnbとホテルの主な違いをご紹介します。
まず初めに、ホテルとAirbnbの違いを表にしました。
比較項目 | Airbnb | ホテル |
---|---|---|
独自性 | ホストの個性が表れたユニークな部屋に泊まれる | 画一的な部屋が多い |
宿泊人数 | 大人数でも1箇所で泊まれる | 基本的に1部屋の宿泊人数は少ない |
値段 | ホテルに比べると安い | 一般的に価格は高い |
予約方法 | オンライン予約のみ | 電話予約も可能 |
チェックイン | セルフチェックイン | フロントでチェックイン |
交流 | ホストと交流することも可能(ホスト滞在型) | ホテルスタッフ以外との交流はない |
ルームサービス | 基本的には無い | 高級ホテルでは特に充実 |
Wi-Fi | ポータブルWi-Fi無料貸出が多い | 部屋の中のみで利用できる無料Wi-Fi |
チェックアウト | ポストに鍵を返却 | フロントでチェックアウト |
それぞれの項目について、Airbnbの特徴を詳しく見ていきましょう。
1.Airbnbでは、ホストの個性が表れたユニークな部屋に泊まれる
Airbnbで宿泊する部屋は、賃貸物件の一室や戸建て、
ホストの所有物件が一般的ですが、中にはクルーザーやお城といった
日常ではなかなか利用できないような物件での宿泊体験ができます。
また、それぞれの部屋は、
ホストがインテリア等を工夫していることが多く、
スタイリッシュな部屋、かわいい部屋、温かみのある部屋等
ホストの個性がインテリアにあらわれていることが多いです。
2.価格と宿泊人数
多くのAirbnbの部屋では、ホテルよりも安く泊まることができます。
特に大人数になると、ホテルでは複数の部屋を予約しなければなりませんが、
Airbnbでは一つの物件に10名以上も宿泊可能な施設があります。
そういった物件では、ホテルよりも単価がかなり安くなります。
用意されているアメニティやルームサービス等が利用できないなど、
単純比較はできませんが、ホテルよりもコスパに優れていることが多いです。
また、まるまる貸し切りタイプよりも、個室、シェアルームのほうが
より安価に宿泊をすることができます。
3.予約方法と決済方法
ホテルの場合には、じゃらん、楽天トラベル、一休、Expediaなどの
予約サイトを経由して行う予約のほかに、
電話予約が可能であったり、直接施設へ行ってからの予約ができることもあります。
一方で、Airbnbの予約方法は、必ずAirbnbのアカウントを作成したうえで、
Webサイトを通じて行う必要があり、電話での予約ができません。
また、決済方法もAirbnbでは、WEBサイトを通じてのクレジットカード払いか、
Paypal払いのみとなります。
4.チェックイン方法
ホスト同居型の一室を予約した場合には、ホテルと同じように
ホストがお出迎えをしてくれることが多いです。
一方で、ホスト不在型のまるまる貸し切り施設では、
チェックインのためのフロントはなく(簡易宿所、特区民泊を除く)、
ポスト等に設置された鍵を受け取り、自身でチェックインする必要があります。
多くのAirbnbの施設では、このセルフチェックイン方式を採用しており、
ゲストとの待合せ時間を決める必要がないので、
ホスト、ゲストの双方に負担が少ない方法であると言えるでしょう。
5.ホストとの交流
Airbnbで宿泊予約をしてくるゲストの中には、現地の人との
交流を目的として、Airbnbを利用する人もいます。
Airbnbの部屋には、「シェアルーム」、「個室」、「まるまる貸し切り」
の3つの部屋タイプがありますが、このうちシェアルームと個室では、
ホストや他のゲストとの交流が可能です。
ホストの中には、近くの観光スポット案内をしてくれたり、
一緒に御飯や飲みに行ったりという交流を行う人もいますので、
現地の生活に溶け込んだかのような宿泊体験ができることがあります。
6.ルームサービス
Airbnbでは、高級ホテルのような至れり尽くせりのルームサービスはありません。
しかしながら、ホスト同居型の施設では、
朝ごはんを作ってくれたり、いっしょにお酒を飲んだりといったことが
できる場合があります。
また、ホストによっては、飲食店の予約等を手伝ってくれたりもします。
7.インターネット環境(Wi-Fi等)
ホテルのインターネットは、基本的にその部屋またはホテル内でのみ
利用できるサービスであることがほとんどです。
一方、Airbnbでは多くの宿泊施設で持ち運びができる
ポータブルWi-Fiを無料で貸し出してくれるところが多く、
空港等でその国のSimカードを買ったり、Wi-Fiのレンタルを申し込む必要がありません。
8.チェックアウト
チェックイン時と同様に、基本的にはセルフチェックアウトとなります。
鍵を受け取ったポストに、鍵を戻してチェックアウト完了となることが多いです。
以上、ホテルとAirbnbの主な違いを紹介しました。
Airbnbでは、ホテルには無い貴重な宿泊体験ができます。
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